異時点間の資源配分を先に考えているのでは

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Bewaadさんがエントリーを書かれないので、(自分の中の)BUNTENさんと並ぶ二大ブロガーwhat_a_dude氏のエントリーに遠くからトラバってみる。
http://d.hatena.ne.jp/what_a_dude/20110113/p1

ベースマネーが一定ではなく、マネーサプライと貨幣の流通速度が一定(市場で流通している貨幣量が一定)ではないのかなぁと。
つまり、ベースマネーが一定でも貨幣の流通速度が下がれば、全体としては物価が下落するから、高橋氏の用語選択と表記の正確性には疑問符が付くということではないかと。

そして貨幣の流通速度は将来予想に基づく異時点間の資源配分(いくらを何時使うか)により決定される(と思われ・・・)。

異時点間の資源配分に変化がなければ、そりゃあ、ある財への消費支出が減れば別の財への消費支出は増えるさ。

でもある財の価格変化(例えば原油価格が激しく上昇)が将来予測の変化を通じて貨幣の流通速度を変化させれば、現時点の所得を変化させるのだから、ある財の需要の減少が別の財への需要の増加を必然的にもたらすとは言えない。

結論としては、高橋氏の用語の使い方が不正確ってことですね。
前提としての「ある一つの財の価格の変化が、全体の将来予測に変化を与えない」ってのは広く言われているので良いとしても「耐久財」と「非耐久財」という書き方は財を集合として見ており、マクロに影響を与える価格変化とも捉えられるので誤解を招きますよね。

と思った。
(結局ベースマネーなんて書かずに(市場にある)貨幣量や(マクロの)所得が変わらないと素直に書けば良いのにと思った)